神山さんのラップ詞を勝手に分析する回 ♯1
ラップが大好きなだけの素人ド新規WESTさんオタクが神山さんのラップ詞を分析してみる自己満企画第1弾。
今回はアルバム『Wtrouble』より「Survival」。一番最初に自分で買ったジャニーズWESTさんの作品がこのアルバム(初めて聴いたのは友達に貰った証拠)で、神山さんの曲と初ご対面。いや衝撃、神山さんってラッパー?
これ12月に聴いて、すぐ分析もしてたんだけどちゃんとまとめてなかったのと、そして12月よりWESTさんに対する知識も増えて新たに発見したこともあるので。もう一度ここに書き残しておきます。
ラップ部分はここ。↓
Venusが見出す WinnerこそがLeader.
騒ぐ血が 今 Heat up いいか? We’re the freedom.
Hey! Don’t be afraid. 目指せ Ace. 上行く Make waves.
We’re gonna shake the world.
Bring it on. Blllllllah!!!!!!!
韻が入り組みすぎ。まず基調になっているのが( i-a )の韻。めっちゃ踏むとにかく踏むずっと踏む。何がやばいってこれ伏線になってるんですよねライミングで伏線張るって何事? なんの伏線かはまたのちほど。
流星くんからバトンタッチして神山さんになった瞬間の「Hey!」でインパクト抜群に( e )の押韻開始。短く踏みつつ連続する( eiu )で畳みかけてスピードアップ。( eiu )のアクセントが頭の( e )にあるので( e )の押韻から流れるように移行しています違和感ゼロ。これは余談だけど( eiu )の踏み方なーんか既視感あるなと思ったら関ジャニ∞さんの「JAM LADY」でも同じ踏み方してるパートがあるね。
しかもこのパート、( eiu )にライムチェンジしたかと思いきや実は( i-a )が2か所隠れているので次のフレーズでまた( i-a )に戻った時に流れがスムーズに聴こえる。「We're gonna」が( i-a )に聞こえるのは神山さんのラップセンスの賜物。素晴らしい。
ちなみにオタク的ポイントとしては、2人で分かれているパートで( i-a )を共有しているだけじゃなくてさらに流星くんが( i-a )を踏むときに頭の( i )を強調して( a )は落としていることでその後の神山さんの( e )の単韻踏みと似たアクセントに聞こえるっていうのがたまらない。ここでマイクリレー的な胸熱を感じる。
続きがこれ。↓
いざ 開幕 響いたGunfire.
現状は最悪 打ち出せMy style.
負のSpiral さえもHijack.
戦況はClimax.
これはSurvival!!!!!!!
はい。また( i-a )を基調にラップしだす。さっきも言ってるけど、ここに綺麗に繋げるために( i-a )を仕込んでいたんだと思う。流星くんパートでは落とすように( i )にアクセント置いてラップしてたんだけど、ここからは( i )と( a )が同じ強さになっててより力強い印象に。同じタイミングで鳴るドラムも最高。
そして( i-a )の進化系( aiau )の脚韻。熟語も英単語もどんどん踏んでいく。ここで伏線回収です。冒頭から( i-a )で踏み続けた韻を( aiau )に進化させて最終的に曲タイである「Survival」に帰結させる。え。構成力凄くない?
ちなみに途中で「現状」「戦況」で( enou )の頭韻も踏まれてるし、「さえ」「これ」でさりげなく( e )の単韻も踏んでる。踏めるところは全部踏む、これが神山さんstyle。知らんけど。
以上。神山さん、リリックのセンスもそうなんだけどやっぱり曲を書く人なだけあって構成がめちゃくちゃ緻密で凄い。考え尽くされたライミングだと思います。
前半のパートは短い韻を活かして軽くてスピード感のあるリズミカルなフロウ、後半は短い韻を重たく踏んで強い印象を与えるフロウ、1曲の短いラップフレーズの中で、同じ( i-a )の韻で、ここまでガラッと雰囲気を変えられるのは本当に凄いこと。そして神山さんの意図を存分に汲んだラップをしている全メンバーもマジでめちゃくちゃ凄い。人を褒める語彙が"凄い"しかない私は神山さんの語彙力見習ってね。
結論、ジャニーズWESTって凄い。この曲があったからジャニーズWESTさんの音楽に本格的に興味を持てたと言っても過言ではないです。神山さんに感謝。あと勧めてくれたフォロワーに感謝。
所詮素人の分析だからどこまで正しいか知らないけど。全然的外れかも。そしたら笑うけどまあいっか。#2は「Evoke」です。